「メメント・モリ(死を想え)」
このラテン語の言葉は、いつかは自分も死ぬということを忘れるなという警句で、古くより西洋の芸術作品のモチーフともなってきました。なんとも恐ろしい言葉ですが、その裏には、いつ死ぬともわからないこの一度きりの「生」を実りあるものにできるよう、精いっぱい生きなさいという意味もこめられています。
今回は、Death Caféのファシリテーターとしてご活躍の中藤崇さん、浄土真宗の僧侶にしてDeath Caféの共催者でもある髙山一正さん、そしてマンダラエンディングノート認定講師の福田祥子の三者でコラボして、「メメントモリ・カフェ」を開催いたします。
では、このカフェでは、どんなことをするのでしょうか? もちろん、お茶を飲んでおしゃべりするだけではありません。
身内や親しい人を亡くした経験は、だれにでもあると思います。でも、周囲に哀しみを話すことのできるのは、せいぜい一周忌ぐらいまで。それを過ぎてもなお辛い想いを他人に打ち明けることは、周りの人に気兼ねしたりどんな反応をされるか考えたりして、自ら語ることを遠慮するようになってしまいがちです。でも、あなたにとって大切な人を亡くした哀しみというのは、1年やそこらで消えてなくなるものでしょうか? きっと多くの人は、どれほど時間が経ったとしても、大切な人の不在をかみしめ、癒えない哀しみを抱えているに違いありません。
このカフェでは、仏教的視点からの「生きることと死ぬこと」についてご住職・高山さんからお話しいただきます。その後、マンダラエンディングノートの「3.大切な人へのメッセージ」で、あなたの大切な存在について掘り下げて考えます。
全体シェアの時間では、Death Caféのファシリテーターとして実績のある中藤さんとともに、死別の哀しみだけではなく、いつかくるだろう別れを恐れる気持ちについても語っていただくことができます。
話すことを通じてその想いが癒え、やがて喪失の受容に繋がることもあります。ぜひ、皆様のお気持ちをお聞かせください。
◆講師・企画 福田祥子
ビーエフェクト主催。出版社での編集職勤務を経て、現在、寺社イベント研究家として執筆・編集活動を行う。その中で終活、とりわけエンディングノートに興味を持ち、マンダラエンディングノート認定講師、終活カウンセラー上級等の資格を取得。仏教とエンディングノートを組み合わせた、新しい形のワークショップを作り出している。
公式Facebookページ https://goo.gl/kGknpi
◆講師 高山一生
浄土真宗本願寺派髙龍山淨音寺住職。東京理科大学卒業。先代の往生により24歳で淨音寺第4世住職となる。ご法事やDeath Caféなどの各種講座を通して、命と向き合う場づくりに従事。寺社フェス向源にて「お坊さんと話そう」企画運営。
HP
◆講師 中藤崇
2015年より都内で「死を語り、巡るカフェ デスカフェ」を主催。それ以前は、東日本大震災の被災地にて、家族などを亡くした方をサポートするNPO法人仙台グリーフケア研究会でボランティア(ファシリテーター)として、参加者のサポートを行う。現在はヒトやペットに関係なく、死別や喪失を経験した方のサポートやケアの活動を行っている
FBページ https://www.facebook.com/DeathCafe.Tokyo/
◆開催日時
2018年6月16日18時(開場17時30分)~20時30分終了予定
※ワークショップの性質上、30分以上遅れますと入場不可となります 予めご了承ください。
◆会場
淨音寺
〒160-0023 東京都新宿区西新宿8丁目16−2
東京メトロ丸の内線「西新宿駅1番出口」から徒歩5分
JR総武線・中央線各駅停車「大久保駅南口」から徒歩10分
西武新宿線「西武新宿駅北口」から徒歩10分
(新宿駅西口からも徒歩15分程度になります)
http://jouonji.org/
◆参加費
4,000円(お茶・お菓子代含む)
↓お申し込みは、こちらから。
https://peatix.com/event/383782
※別途マンダラエンディングノート購入費1,000円がかかります。
※既にマンダラエンディングノートをお持ちの方は購入費は不要です。
※お申込み後のキャンセルは承りかねることご了承願いします。
文房具…書くもの(シャープペン、鉛筆など消せるもの)、消しゴム、マンダラエンディングノート(持っているかたのみ)
◆定員
8名